メンバープロフィール

 村田武一郎(奈良県立大教授)

 1949年石川県生。神戸大学工学部建築学科卒。1995年大阪大学博士(工学)。民間研究機関を経て、2000年から、奈良県立大学教授。専門は、地域計画、地域産業政策、沿岸域環境計画。

関西文化学術研究都市、国際花と緑の博覧会、大阪湾ベイエリアの開発整備、大阪湾の環境保全・創造、阪神・淡路大震災からの復興などに関する計画、近畿各地域の振興計画などに従事。近年は、奈良における地域づくり、地域づくり人材の育成に注力しており、奈良の県民・産業界・学界等による「奈良の将来ビジョンをつくるフォーラム」では、将来発展に向けての議論と政策提案、提案の具体化を進めている。また、工房街道づくり(奈良市東部から天川村に至る11市町村の範囲)をはじめ各地域における地域づくりを指導している。さらに、地域づくり支援機構においては、地域プランナー・コーディネータの養成を行っている。

<著書>

「インキュベータ-企業創造の時代-」(編著)、「ストレス社会と心の健康」(共編著)、「これからの安全都市づくり」(共編著)、「地域創造へのアプローチ」(共編著)、「海の環境学習ハンドブック」(共編著/国土交通省近畿地方整備局コミュニケーション型国土行政コンテスト特別賞受賞)、「新版 海域環境創造事典」(共監編著/日本沿岸域学会出版・文化賞受賞)、「地域の時代を創る-地域発展と“ひと”の役割-」(編著)、「海の科学」(共監編著)など。

我が国各地域において、Ecological Development(地域が連綿と引き継ぎ育ててきた自然資源、歴史文化資源、生活文化資源、人的資源、伝統技術などの地域資源を活かし、地域の主体性と地域資本によって、また、地域の多様な関係者の「共働」と他地域との連携によって、現世代の満足を充たしつつ将来世代へ引継ぎ得る地域を創ること)が必要であり、今般は、特に「地域間の人的交流・連携」が促進されることを期待している。